エアコン真空引きをする

エアコンの真空引きをする

はじめに

さあ、みなさん! エアコンの効きが悪い、冷たい風が出てこない…そんな夏の悲劇に泣いていませんか? 業者を呼ぶと諭吉さんが何人も飛んでいくし、かといってこのまま我慢するのも拷問だ!
「ああ、もうダメだ…」と諦めかけていたあなた。どうかこの記事にたどり着いてくれてありがとうございます。

これから始まるのは、そんな絶望の淵から這い上がる、一人の男の物語。
ある日、私は気づいてしまったんです。エアコンだったはずの壁にかかった箱が、…ただの風を出す箱になっていることに。
電気代だけは一丁前に請求書に記載されてくるものの、出てくるのは生ぬるい空気。
扇風機の方がまだマシじゃないか!

妻からは「今日はいつにも増して涼しいね?」と皮肉たっぷりの言葉。子どもたちからは「パパ、なんか暑くない?」と純粋すぎる質問。
このままでは家庭内で冷戦が勃発してしまう…!

そんな時、には背に腹は変えられません。「エアコンを付け替える…、いやいや、去年まではなんとか冷えていた、ガスチャージ…、いやいや、やはり古いし付け替えよう」と。

エアトン取り付けは、済んだ(別の記事、今回は真空引き)
冷媒管に冷媒を入れる前に、真空引きという儀式をやらねばなりません、三方弁側のバルブは閉めて低圧側からガスを開けて、真空ポンプを繋ぐところから、中の空気を押し出して真空引きしたことにする、なんてことは今回はしません。

「真空引きか? なんだか難しそう…」

そう思いましたか? 大丈夫。安心してください。私も最初はそう思っていました。でも、調べていくうちにわかったんです。これは、エアコンの力を最大限に引き出すための、いわば**「覚醒の儀式」**だと!

真空引きとは、配管内の空気や水分を徹底的に追い出すこと。これができていないと、エアコンは本来の力を発揮できません。例えるなら、満員電車の中でパフォーマンスをするアイドルみたいなものです。身動きがとれないから、全力が出せない! 真空引きは、そんな満員電車から乗客を全員降ろしてあげるようなもの。エアコンがスーッと息を吸えるようにしてあげるのです。(表現方法がかなり良くないですが、感覚的にはこんな感じです)
(実際は、中に残った空気の水分がエバポレーターのところ氷になって詰まってしまって、冷却不良を起こさないようにするためと、教えてもらいました。)
実際の儀式を紹介していきたいと思います。
読者の皆さんも、もし何かここが違うとか、ここはこうした方がいいよとかあったら、コメントしてくれるととっても嬉しいです。


この記事を読み終える頃には、あなたはもう「エアコンの真空引き」という儀式をマスターしています。そして、自分の手でエアコンを生まれ変わらせる喜びと、キンキンに冷えた風に包まれる至福を味わうことになるでしょう。さあ、一緒にこの冒険に乗り出しましょう!

必要な物

  • 真空ポンプ
  • 冷媒マニホールド
  • 17mmスパナ
  • 19mmスパナ
  • 六角レンチ5mm

手順1 室外機のバルブにマニホールドをつなぐ

  • 写真のバルブ上側が高圧、下側が低圧(3方弁)
  • 低圧側3方弁にマニホールドの向かって左側青いゲージの方に、ブルーのホースをつなぎます
  • ホースの繋ぎ部分を見てみると中に虫バルブを押すでっぱりがある方とない方があるのが、わかると思います。出っぱりのある方を室外機側に繋ぎます
    (写真 二段目、三段目)
  • マニホールド真ん中のニップルを黄色いホースでコンプレッサーと繋ぎます
  • 霊媒によってネジのサイズが違いますので、サイズに合ったものを使ってください。サイズが違う場合は、ホームセンターや設備屋さんで、ネジ径を変換するジョイントを用意すれば、真空ポンプやマニホールドを何個も用意しなくてもすみます。
    新冷媒用 (R410A、R32など):5/16インチのフレアねじが一般的です。
    旧冷媒用 (例: R22など):1/4インチのフレアねじが一般的です。

手順2 真空ポンプで配管を真空にする

  • 真空ポンプの電源を入れ、真空ポンプのバルブを開きます
  • マニホールドの高圧側のバルブを閉め低圧側のバルブを開きます
  • 圧力ゲージが下がってきてもうこれ以上動きませんってところで20〜30分くらい真空ポンプを回してください

  • 低圧側のゲージの針が下がっていくのが確認できます

手順3 配管の漏れはないか確認する

  • ポンプのバルブを閉めます
  • 真空ポンプの電源を切ります
  • マニホールドの低圧側のバルブも閉めます
  • バルブを閉めてからまた20〜30分くらい待ちます

  • 最後にゲージを確認して、圧力が変わっていなければ配管からの漏れがないのが確認できました

手順4 室外機のバルブを開け冷媒を配管内に入れる

  • 高圧側のバルブを少し開きゲージの圧力が1気圧(ゲージに何も接続しないで針が刺しているところ)より少し高いくらいになったら閉める
    (写真ではわかりにくいですが、1気圧よりも微妙に高くなってます)
  • マニホールドと室外機を繋いでるホースを外す
    (1気圧よりも少し高いくらいにするのは、配管への空気の混入を防ぐのと、圧が高すぎると圧力でネジを回すのが大変になるため)
  • ホースを外したら、バルブを高圧側、低圧側共に全開に開いて、半回転戻す(バルブの固着を防ぐため)
  • 最後に室外機のバルブのカバーを戻して完了です

さいごに

ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます! エアコンの真空引き、いかがでしたか?

「難しそうだなぁ」「自分にできるかなぁ」と不安に思っていたあなたは、もう過去の自分とは別人です。今やあなたは、エアコンの配管を理解し、真空ポンプの唸り声を愛で、そしてキンキンに冷えた風を生み出す力を持った、真の**「冷気創造者(クーラークリエイター)」**!

これでこの夏は、家族や友人にこう言えますね。

「いや〜、うちのエアコン、最近調子良くてさ。俺がちょっと手を入れたら、めちゃくちゃ冷えるようになったんだよね!」と、さりげなくドヤ顔を披露してください。

そしてもし、誰かが「うちもエアコンの効きが悪くてさ…」と相談してきたら、こう言ってあげてください。

「よし、任せとけ! **『覚醒の儀式』** を施してやろう!」と。


この夏、あなたの家が、近所で一番の涼しいオアシスになりますように。そして、あなたの顔が、誰よりも輝くドヤ顔になりますように。
誰かにお願いするのは、すぐには直らないし、大好きな諭吉さんも何人もいなくなるし、その諭吉さんたちで必要な道具は揃ってしまう。
過去の自分からも脱皮して、新しい生まれ変わった自分にもなれるし、何よりも達成感がハンパないです。
家にはエアコン何台もついてるので、次何か起きたらまた自分でできますし、いいこと尽くめですね。


それでは、素敵な夏をお過ごしください!

P.S. 読者の皆さん
この夏、エアコンの効きはどうですか? キンキンに冷えた風に包まれて、最高にハッピーな夜を過ごしていますか?
この記事があなたの「エアコンよ、蘇れ!」という願いを叶える手助けになったなら、ぜひあなたの冷気体験をコメントで教えてください!
「うちのエアコンが、まるで生まれ変わったみたい!」 「真空引きって、こんなに効果があるなんて知らなかった!」
そんな感動の声から、
「実はちょっと失敗しちゃって…」
という正直な声まで、あなたのリアルな体験談を心からお待ちしています。
みんなで、この夏の快適さを分かち合いましょう!
コメントいただけると、店にも登る嬉しさで、励みになります。

DIYの輪を広げよう!あなたの経験が誰かの役に立つ!

今回のエアコン真空引き、いかがでしたでしょうか?
この記事を参考に、無事に作業を終えられた方も、もしかしたら新たな発見があった方もいるかもしれません。

DIYの醍醐味は、自分で手を動かすことで理解が深まり、より一層愛着が湧くこと。そして、その経験を共有することで、同じようにDIYを愛する仲間たちの役に立てることです。

もしあなたが今回の作業で何か新しい発見をしたり、オリジナルの裏技を編み出したりしたら、ぜひ教えてください!あなたの経験や知識が、他のDIYerさんたちにとって、かけがえのない情報になるはずです。

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