DODGE RAM VAN 1500 ブローアーモーター&レジスター交換

DODGE RAM VAN 1500 ブロアーモーター、ブロアーレジスター交換
はじめに:愛車のラムちゃん(Dodge Ram 1500)のエアコンの調子が、、、、
愛車のラムちゃん(Dodge Ram 1500)のエアコンの調子がよろしくない。
スイッチをひねっても「そよ風」や「微風」は一切出てこず、全開からの「ハリケーン」モードしか使えない。
ティッシュ箱は盛大に舞い上がり、紙くずが車内を乱舞する。まるで風の魔術師になった気分だが、もちろんそんなカッコいいものではない。
思えば1年前、この症状が出始めたとき、私は安易な道を選んだ。「どうせブロアレジスターの故障だろう」と決めつけ、それだけを交換したのだ。結果は…ご想像の通り、たった6ヶ月で再び全開ハリケーンモードに逆戻り。
本格的に点検してみると、
ブロアーモーターのベアリングが 「え?回るの?いやちょっと無理っす」 みたいな渋さで、そりゃレジスターも過労死するわけです。、という状態だった。レジスターがすぐに壊れたのも、モーターに無理な負荷がかかっていたからに違いない。つまり、今回の不具合の原因は、風の魔術師でもなんでもなく、私が以前、根本原因を放置したことによるツケだったのだ。
そして、私はまた安易な道を選んだ。「まぁ、いっか風は出るし(嵐だけど)」と1年間放置した。おかげでこの夏は、常にマックス風量という名の修行を強いられた。
しかし、我慢も限界に達してしまったようでモーターからとても嫌な音がしてきたので
今回はこの反省も踏まえ、ブロアモーターとレジスターの両方を交換して、再び「そよ風」から「嵐」を操れる快適なラムちゃんを取り戻すまでの悪戦苦闘(でもない)を記録していく。同じ症状で悩んでいる皆さんの、反面教師になれば幸いだ。
必要な工具
- 1/4レンチ
- 8mm レンチ
必要な部品
- ブロアーモーター
- ブロアーレジスター
手順1:フィルター前のエアーインテークダクトを外す
- 写真左側の蛇腹の太い管を外します
手順2ブロアーモーターを外す
- 写真中央のモーター
- 1/4レンチでボルト3本で留まってます
- 中が汚いので掃除しておきます
- 左が古いもの、右が新しいもの
新しいのベアリングはむき出しだし何やら穴も開いてるし大丈夫かな?と思う
古いのはデンソーさんの配線もファンの裏側でモーターの中に入ってるし、やはりつくりは純正、って感じ - 古いのから新しいのにゴムの配管を取り付けます
手順3:新しいモーターを取り付ける
- 新しモーターを取り付けました
手順4:ブロアーレジスターを交換する
- 写真中央の線が4本つながっているのが、ブロアーレジスターで、
ボルト2本8mm(多分インチの3/4)のレンチで外せます - 新しいものを入れたらまたボルトで留めて、配線を戻しておきます
- 下が新品、古いのもほぼ新品みたいです
よく見ると白いプラスチックのところが焦げています
さいごに:
すべての部品を元に戻し、エンジンをかけ いよいよスイッチオン!恐る恐る風量調整ダイヤルを回してみると……おお、ちゃんと動く!「そよ風」から「微風」、そして「強風」へ。風量に合わせて、心地よい風が車内を満たしていく。あの「全開ハリケーン」しか知らなかった日々が、まるで遠い昔のようだ。
今回の作業で痛感したのは、「面倒くさい」という気持ちが、新たな出費とさらなる面倒を引き起こすということ。もし最初にモーターとレジスターを両方交換していれば、こんな手間もお金もかからなかったはずだ。
とはいえ、おかげでひとつ賢くなった。そして、ラムちゃんの風量調節の自由を取り戻すことができた。もしあなたの愛車も「風の魔術師」状態になっているなら、まずはモーターの不具合を疑うことを強くおすすめする。安易な対処をせず、根本から直すこと。それが、快適なカーライフへの近道なのだ。
さあ、これでこの夏のドライブは、思う存分風を操れる!