花壇の作り方

花壇の作り方
はじめに
我が家の庭、砂漠化現象発生中!?救世主は「ホームセンターで簡単に入手できるブロック」だった!
我が家の庭の片隅。そこは、長年「まぁ、いつか何とかする場所」という、なんとも曖昧なステータスで放置されてきたエリアでした。生えているのは名も知らぬ雑草たちと、風で飛んでくるゴミの吹き溜まり。まるで、都会(でもない)の片隅に取り残された空き地のような、哀愁漂うスポットです。
「うーん、なんか寂しいなぁ…」
と思うものの、どう手をつけていいか分からない。広大な大地(我が家にとっては子供部屋をもう一つ作りたいくらいの十分な広さ)を前に、私のDIY魂もサボり気味。まるで、夏休みの宿題を最終日まで放置する小学生状態です。
でも、ある日、ふと思ったんです。
「そうだ!あそこに小さな花壇を作れば、一気に華やかになるんじゃないか!?」
壮大なガーデン造りはハードルが高いけど、ちょこっとしたスペースなら、私にもできるかも!そう閃いた瞬間、私の頭の中には、色とりどりの花が咲き乱れる、まるで絵本のような光景が広がりました(あくまでイメージです)。
よし、やるぞ!でも、どうやって?おしゃれなレンガ?それとも木材で?いやいや、もっと手軽で、ちょっと無骨で、、、、、」
なんて色々考えながら、ホームセンターをうろつく。
ありました地味なブロックが、工夫次第で素敵な花壇になるっぽい…!その情報をキャッチした時、私のDIYアンテナがピコーンと反応しました。
「これだ!このブロックなら、私にも扱えそうだ!」
というわけで、今回は我が家の砂漠地帯(庭の片隅)をオアシスにするべく、ブロックを使って小さな花壇作りに挑戦してみることにしました。
「うちの庭もなんか殺風景なんだよな…」「でも大掛かりなことはしたくない…」と思っているそこのあなた!もしかしたら、このブロック花壇DIYが、あなたの庭を変えるきっかけになるかもしれません。
さあ、あなたも我が家の庭の片隅と一緒に、生まれ変わってみませんか?ブロックとスコップを用意して、いざ、花壇作りの世界へ!
必要なもの
- ブロック 必要数量
- レディーミクス モルタル
- 水糸
- シャベル
- モルタルならし用のコテ(あれば)
- 水平器
- レーザーレベル(あれば)
- テープメジャー
手順1 花壇を作る場所位置ぎめ
- 花壇にする場所に実際にブロックを置いてざっくりな位置を決める
(写真はほぼ完成したところ)
手順2 ブロックを積む場所の土を少し掘る
- 端端にブロックを置いてブロックが並びそうな場所を両端が水平になるくらい、少し大きめに掘る
手順3 水糸、墨出しを使って高さを決める
- 写真では映りませんが、レーザー墨出し機を使って高さを出しています
ない場合は水糸を張って、水糸に水平器を当てて大体のレベル出しをします
- 端の高さが決まったら、今度は間の高さも出していきます
- 水糸とテープメジャーで高さを測って、足りなければ掘って
深すぎたら足してをします
手順4 路盤を締め固めます
- 大体の高さが出たら、路盤を叩いて締め固めます
今回は材木の切れ端(普段はドアストッパー)を使っています
ブロックでもなんでもある程度の大きさと重さがあるとやりやすいです
手順5 モルタルを敷いてブロックを並べていきます
- モルタル(カラ煉あえて水を入れていません調整しやすくするためです)を2センチメートルくらい敷いて、ブロックを置いて、ゴムハンマーなどで水平を見ながら置いていきます
モルタルかたまらないじゃん!?と思うかもしれませんが時間と共に地中の水分を吸って固まります。次の段階でも水を使って抑えていくので心配するなかれ - ブロックを置いていく際にはブロックに水をかけて(モルタルに接する部分)置いていってください
もう少し大きな花壇などを作る時は前の段階で両端に鉄筋の切れ端などに水糸を縛り付け水糸を張ったまま作業していくとやりやすいし、真っ直ぐにブロックを置いていけると思います。
今回は小規模なのと、カーブしていて邪魔になるので水糸はどかして作業しています
- 並べ終わったら、ブロックの脇の部分にジョウロで水をかけ、シャベルやコテでモルタルを抑えていきます
残り物のモルタルでやっているせいでかなりケチってやって一番端(奥の方)がちょっと足りていません
ここでしっかり水平を見ておくと次の段を積む時にやりやすいです
手順6 二段目を並べていきます
- 二段目を並べていきます。
- 一段目にモルタル(今回は水を混ぜてください、水が多すぎるとセメントが流れやすくなって、ブロックを白くしてしまうので程々でちょっと硬いかなくらいがおすすめです)を置いて二段目のブロックを並べていきます
- 並べた際には隣のブロックと高さを合わせ水平もある程度見ていきましょう
この時に互い違いになるように並べましょう強度が桁違いになります
もちろん、モルタルを置く時はブロックを濡らしておきます(急激にブロックが水を吸ってモルタルが固くなり作業しづらくなる)
- ほぼ完成です
- 並べ終わったら、壁との隙間ブロックとブロック間に余ったモルタルを詰めていきます
手順7 土を入れる
- 土を入れたら完成です
(土の用意ができてなく今回は土が入りませんでした) - 土が入ったら花を植えるなり、野菜を植えるなりお好きなようにアレンジしてください
さいごに
完成! あの「砂漠地帯」がオアシスに!?ブロック花壇、ついに完成!
スコップとブロックと格闘すること〇時間、
ついに…ついに我が家の「砂漠地帯」に、小さなオアシス、もといブロック花壇が完成しましたー!!
いやー、正直最初は「本当にできるのか…?」「ブロックって意外と重たいな…」なんて弱音を吐きそうになりましたが、なんとか最後までやり遂げることができました!あの殺風景な片隅が、ブロックを積み上げただけで、なんだかちょっと様になっているではありませんか!
これからこの花壇にどんなお花を植えようか考えるだけで、ワクワクしますね!チューリップ?それともハーブ?想像が膨らんで、気分はすっかり凄腕ガーデナーです(実際はブロックを積んだだけですが!)。
今回のブロック花壇DIY、やってみて感じたのは、
「難しいことなんて、意外とない!」
ということ。もちろん、プロの方から見ればツッコミどころ満載かもしれませんが、自分の家の庭に、自分の手で、ゼロから何かを作り上げるのって、本当に楽しいですね。達成感が半端ないです!
それに、使ったのはホームセンターで手軽に手に入るブロックだけ。大掛かりな工具も必要ありませんでした。
「うちの庭も寂しいな…」「何か手軽に庭を変えたいな…」と思っているそこのあなた!ぜひ、このブロック花壇DIYに挑戦してみてください!ブロックを並べていくだけで、驚くほど簡単に庭の雰囲気を変えることができますよ。そして、完成した時の小さな達成感を、ぜひ味わってみてください。
この小さな花壇が、我が家の庭を、そして私の心を(?)彩ってくれることを願って。
それでは、皆さんも素敵なガーデニングライフを!そして、ブロックは思ったより重たいので、無理せず作業してくださいね!(経験者は語る)
P.S. 完成した花壇に、さっそく近所の猫が偵察に来てました。もしかしたら、新しいお気に入りの昼寝スポットになるかもしれません…。その時は、優しく見守りたいと思います(笑)。