Dodge Rum Van 1500 ホイルアライメント 調整 トー
はじめに
長年乗っていたり、中古自動車買ったり、円石に乗り上げてしまったりしてアライメントが狂ってしっまて、
真っ直ぐ進んでるのにハンドルが曲がってるという人も多くいるのではないでしょうか、そんな時はトーアライメントの調節をすれば、
ハンドルも真っ直ぐになり快適ドライブ間違いなしです。専門ショップににお願いすれば、1万円くらいから5万円くらいと幅はありますが、
プロがばっちり、新車当初のアライメントに調整してくれますが、数万円も払えないよ、少し高いよね、何でも自分でやってみたい。と思うのがDIYer。
そこで今回は、ホイルアライメントもトー、キャスター、キャンバーとありますが、曲がったハンドルを直すのに、トーアライメントと調整をやっていきたいと思います。
必要な道具、材料
- ガレージジャッキ、車載ジャッキ
- ジャッキスタンド
- 水糸
- 指矩(さしがね)、物差し
- 13mm メガネレンチ、モンキーレンチ、他
多分インチの工具が必要ですが、13mmで代用です - パイプレンチもしくは、ロックプライヤー
- ラッシングベルト
手順1 ハンドルをまっすぐな状態で固定します
- 車を完璧に平らなところに止めて、サイドブレーキを引いて、輪止めをして停車します。
DIYで完璧な平らなところは見つけにくいと思いますので、その辺は妥協して普通の駐車場に止めてます - ハンドルを真っ直ぐに固定します。
荷締めに使う、ラッシングでシートの台座部分とハンドルを動かないように固定します。
写真2枚目、なんか微妙に曲がってるような気もしますが、、、、
手順2 車両横に基準となる直線を作ります
- 車両の横に車両と並行な線を水糸とジャッキスタンドで作ります。
この車は、リアがデフのリジットで、調節できるところがないので、
トー 0度 ということもあり、リアのホイルを基準に並行な線を作っていきます。ここが一番手間のかかる重要なとこです。 - 水糸をできる限りホイルのセンターの高さで車両よりも長く引っ張ります。
- リアホイルの前側と後側と水糸までの長さを測って車両と並行な線を作ります。
この車両はリアがリジットアクスルなのでこの測り方です。
高級車、高性能車のリアサスペンションはマルチリンクやダブルウィッシュボーンなどで、後輪でもトーの調節が可能な車は車両の前後に真っ直ぐな部材を1本ずつ置いて(パイプや木材)両サイドに水糸を貼り、正確な長方形を作っていけば、調整できると思います。
その際に、できる限りハブに近い位置で水糸との距離を後輪、前輪で合わせれば、長方形が作れると思います。
写真2、3枚目 リアホイルの前部分と後ろ部分109mmで揃えました。写真は撮影の都合で少し曲がって見えますが、、、
手順3 前輪の曲がりを図ります
- 前輪のホイルの後ろの部分、前の部分で水糸との距離を測ります。
後側 66mm
前側 63mm
前側の方が、3mm短いのでホイルが外側を向いていることになります。
ここを、真っ直ぐにしていくわけです。(ちょっとだけ内向き)
手順4
- 車両の下に潜り、タイロッド(黄色い部分)を回してタイヤの向きを調節します。
青い丸の部分のロックしている金具を13mmのスパナ(多分インチの工具です今回は代用)で緩めます。
ロックナットで締めている車両もあると思うのでその場合はサイズのあったレンチを2個使い(ダブルナットを緩める要領)緩めてください。 - タイヤが接地していて、回す時に抵抗があって調節しにくいこともあると思うので、ジャッキでタイヤを少し持ち上げタイヤのの荷重を抜いてあげます。
- 実際に真ん中の部分を回す時はこの車両の場合はレンチを掛ける角がついた部分がないので、パイプレンチかロックプライヤー等で回していきます。
今回はロックプライヤーを使いました。
回す角が付いている車両は、サイズのあったレンチで回してください。
- この車両のトーアライメントスペックを調べると、
0〜0.25度 両側合計
少し内向きにしたいので片側0.1度くらいにします、
0.1度どうすんの?ってことになると思いますが
算数で計算します。
写真4枚目
ホイルが15インチなので
x = 15″ x sin0,1
x=0.02617……….
約0.03インチ
mmに直すと0.762mm
ホイル前後で0.762なので
2で割ると0.381mm、、、、、
とか目視で揃えるのは無理なのでなんとなく0.5mm以下くらいで
合わせました。
前側の方が、少し長くなってます。
手順5
- 調整が上手いところでできたら、ロックする金具を閉めるのですが、その前にジャッキを緩めてタイヤを接地させてみます。多分ずれることはないと思うのですが、接地したら微妙に変わるかもしれないので接地させて、もう一度測ってみます。
- 再度測ってみて、変わりがなければ、青色のロックする金具を閉めて完了です。
最後に
これで、高速道路や真っ直ぐの道を走ってみてください、今まで曲がっていたハンドルが、新車の時のように真っ直ぐになります。
四駆やSUVのように車高の高い車はそのまま下に潜れてやりやすいかもしれませんが、普通のセダンやケイ自動車では潜ってできないのでジャッキで上げてウマに乗せての作業になると思いますのでその際は、いろいろ作業が増えるかと思います。
あまり、難しい作業ではないのでハンドルが曲がっちゃってる人は是非やってみることをお勧めします。
最初にハンドルを固定したときに少し曲がっていたように思えたのは、やはり曲がっていたようで微妙にハンドル傾いていましたが、
以前よりはよくなってるしほぼますすぐなのでOKとしました。