ダッジバン リアドラムブレーキ ブレーキシユウ交換

ダッジバン リアドラムブレーキ ブレーキシユウ交換

はじめに

ブレーキシューの交換は一見地味な作業ですが、その背後には驚くべきエピソードが潜んでいたりします。例えば、ある日突然、車がまるでタップダンスを踊っているかのような音を立て始めたとき… そんなとき、大抵はブレーキシューが原因です。まるで車が「早く直して!」と叫んでいるようなものです。

“車も意外とおしゃべりなんです。音でいろいろなことを教えてくれます。特にブレーキシューが摩耗すると、そのメッセージはかなりうるさくなります。もしかすると、車が『もうちょっと労って!』と文句を言っているのかもしれません。”

この記事では、そんなおしゃべりな車のブレーキシューを交換する方法を分かりやすく解説します。実はブレーキシューの交換は、少しの知識と道具があれば、自分でできる楽しい作業です。それに、車に感謝の気持ちを伝える絶好のチャンスでもあります。さあ、一緒に車をもっと快適に、そして安全にしましょう!
「ブレーキシューの交換は意外と面白い!」

必要な工具

  • ジャッキ (車に付属のジャッキでも可)
  • ジャッキスタンド
  • 21㎜ボックスレンチ(車に付属のレンチ)
  • 輪留め
  • マイナスドライバー
  • ウォーターポンププライヤ―
  • ラジオペンチ
  • パーツクリーナー

必要な部品

  • ブレーキシュウ(左右分)
  • ブレーキドラムハードウェア―セット(ドラムブレーキの中のばねや部品(なくてもOK 今回は交換しました)

手順1 車のタイヤ、ドラムを外す

  • SAFTY FAST! 
  • 対角のタイヤを輪留めで車が逃げ出さないようにします
  • ジャッキでタイヤを上げる前にホイールナットを緩めておきます
  • ジャッキアップしたらジャッキスタンドに乗せます

    めっちゃ汚れてましてすいません
  • タイヤは外して、ドラムを外しています
  • ドラム裏側のゴムグロメットを外して、アジャスターを緩む方向に回します
  • 中のアジャスターが緩めばドラムは手で引っ張れば外れます
  • 緑丸のレバーみたいな部品オレンジ穴から押してやり
    赤丸を回すイメージです
  • このアジャスターを緩めないとドラムが外れないことがあります(摩耗度合いによる

手順2 ドラムの中を分解します

  • 外れました、錆びだらけですね
    耐熱ブラックを塗っておきました
  • いきなりばらした後なのも不自然なので次

  • 交換が済んだ画像ですが、オレンジの番号の順番で外していくと
    外しやすいと思います。
  • 組むときはこの逆で組んでいきます
  • 1番の部品簡単に外れます
  • 2番のスプリングは写真右の黄緑の丸の部分をウォーターポンププライヤーでつまんで引っ張って外します
  • 2番のスプリングが外れたら写真下部の3番アジャスターを外してください
  • 4番のドラムを抑えているピンとスプリングはピンを裏から押さえて、ラジオペンチでスプリングを押してピンを捻ると外しやすい
  • 5番のシューを抑えているバーを外す
    シュー(ばねがついてる側)の下側を外に(緑矢印側に広げる)
  • バーが外れるとシューも片方外れると思います
  • この時にシリンダーに刺さっているピンも外れるのでなくさないように、外しておきます(写真のちょっと青くなってる部品)
  • 残った反対側のシューも赤丸の様にシュウ上部を写真のようにずらすとばねが縮んで外しやすくなります
  • 6番のばねとテコのような部品を外します
  • 7番のばねとワイヤーなど外していきます
  • 最後にサイドブレーキとシューを繋いでいるピンが残るので
    この馬の蹄鉄みたいな形の開いている部分をマイナスドライバーなどでコジッって広げて外します
  • こうなったら気が済むまでクリーニングします

手順3 新し部品で元の様に組みなおす

  • シューがこすれるとこなどにシムグリースを塗っておきます
  • 抑えやワイヤーなどをかけたら、手順2の最後のばねを外した要領でばねとシューをかけていきます
  • シューを取り付ける前に、摩擦面の角が立っているとブレーキ鳴きの原因になるので、削っておくとよいでしょう
    今回のブレーキシュウは角が落としてあったので、削るのは省略しています
  • サイドブレーキと後方のシューを蹄鉄のような金具でつなぎます
  • ピンを差し込んで、スプリングワッシャーを挟んで蹄鉄をピンの溝にはめて、最後はプライヤーなどで蹄鉄が外れないようにします
  • この時もグリスをつけておきます
  • テコのような部品とばねをシューにつけたら、ばねのフックをピンに先に掛けます (マイナスドライバーなどで押してやるとかかりやすいかもしれません)
  • ピンに掛かったら、シューを下に押し下げて定位置にはめます
  • このテコのような部品忘れがちなので注意してください
  • シューが2個付いたらシリンダーに刺さっている、ピンを元の位置に入れてやります(シムグリース)
  • 外した逆の要領でシュー抑えバー(勝手に命名)をはめます(シムグリース)

  • シューを抑えるスプリングとピンを外す時の要領ではめます
  • 2番のスプリングを外した逆の要領で定位置にはめます
  • アジャスターを回すレバーをばねに引っ掛けてほぼ完成です
  • 各部審をつけ終わったら、アジャスターでドラムが入るギリギリまでシューを広げていきます

カラフルなばねがついていて、なんだか気持ちいいですね

  • ドラムをつけてタイヤをつけたら、ジャッキダウンします
  • アジャスターがシュウを最適な位置まで持っていくようにサイドブレーキを何度かかけて完成です
  • ジャッキダウンしたら、ホイールナットをトルクレンチなどで本締めしてください

さいごに

「ブレーキシューの交換を終えて」

さて、ブレーキシューの交換作業も無事に完了しました。車もきっと「ありがとう」と心の中で言っていることでしょう。さあ、あのタップダンスの音も、今では静かな日曜の朝の時間に置き換わりましたね。

“車のブレーキシュー交換が終わった後は、タップダンスから新品のバレーシューズを履いてバレーを踊っているかのようにスムーズに走ります。次に音が出るときは、車が感謝の歌を歌っているのだと思ってください。でも、演歌は避けてほしいものです。”

これで、車のブレーキシューの交換は完了です。自分で作業を完遂したその達成感と、車が再び安全に走行できるという安心感を味わってください。今後も定期的なメンテナンスを忘れずに、車との信頼関係を築いていきましょう。安全な運転を心がけて、楽しいドライブをお楽しみください!

記事の写真が、左右で行ったり来たりしてみずらかったかもしれませんが、ご勘弁を。
皆様の感想、ご意見も大歓迎です。

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